日本調剤の三津原庸介社長は、ウェブ上で開催した2021年3月期中間決算説明会で同社の成長戦略に言及。「コロナ禍でも基本的にコロナ以前と変わらない」と強調。調剤薬局事業に関しては、「バランスを重視した出店」を挙げ、自力出店とM&A、門前・敷地内とハイブリッド型などのバランスを重視した出店による規模拡大を図っていく考えを示した。
三津原氏は、上半期の出店19店舗のうち、自力出店が14店舗、M&Aが5店舗だったことについて「ここ数年の傾向と合致しており、意図通りの出店ができている」と評価した。処方の長期化で処方箋単価が伸びる一方、処方箋枚数が減っている状況を指摘。「既存店の売上高は、前年同期比ほぼ100%で健闘していると思うが、処方箋枚数が減ったことによる技術料の取得機会が減ったことで利益面で厳しかったのは事実」とした上で、「既存店が比較的堅調なのは、バランス重視型の出店が奏功したと考えている。この傾向を続けるためにも、バランス重視型の出店を引き続き行っていきたい」と意欲を示した。
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