東京都は、今月初めに新型コロナウイルスワクチン接種を迅速・円滑に実施するための専門チーム「ワクチンチーム」を立ち上げた。4月上旬の接種開始前までに区市町村に対し、一般者向けの予防接種実施体制の方向性を示す。ワクチンチームには都の薬剤師会も参画し、医療従事者の人手不足解消に一役を担う。練馬区モデルの先進事例を参考にしながら、区や医師会の協力要請に対応し、集合接種会場で薬剤師が医師・看護師の業務を支援できる体制を作る。
希釈、分注の研修会も
ワクチンチームは、都や区市町村、医師会、薬剤師会、歯科医師会、看護協会などで要職を務める17人のメンバーで構成。3日の初会合では、各機関の取り組みに関する進捗状況が報告された。東京23区は仕事や教育で流入している人口が多く、各地域で接種する人数が掴めず、集合接種とかかりつけ医療機関での個別接種の割合などが決まっていない。地域によって状況が異なり、ワクチン接種に関する情報が錯綜するなど混乱も見られる。
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