|
ポーラ・オルビスグループのポーラファルマ(東京都品川区)は今月から、フランスの人気スキンケア化粧品「A‐DERMA(アデルマ)」シリーズを、皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科などの医家向け、薬局向けに販売を開始した。フランスのツールーズに本社を置くピエールファーブルデルモ・コスメティックと、このほど輸入販売契約を締結したもの。
「アデルマ」は“メディカルケア”を補うとの発想で、最先端の皮膚科学から生まれた敏感肌向けのスキンケアブランド。殺虫剤や除草剤を一切使用しない健康な土で栽培された「レアルバオート麦」を原料とし、敏感肌を健康に整える。フランス国内では、疾病の基礎知識を習得した医療情報提供者(MR)による医家向け販売を主とする。
ポーラファルマは昨年4月、ポーラ化成工業から分割され、科薬の販売部門と統合し、新薬開発型の医薬品企業として独立。事業ターゲットを「皮膚に特化した医療用医薬品企業」に設定し、皮膚科を中心とした新薬開発を行うと共に、MRによる医家向け化粧品販売を行ってきた。ピエールも、高品質で確かなエビデンスを有する「アデルマ」の日本市場での拡大を模索しており、両社が合意した。
新発売の「アデルマ」シリーズは、いずれの製品も、レアルバオート麦から抽出したエモリエント成分(カラスムギ穀粒)を配合している。無香料・無着色・防腐剤フリー・弱酸性の「ウォッシングバー」(全身用固形洗浄料、税込み価格1050円)のほか、ウォッシングジェル(全身用液体洗浄料、1890円)、エグゾメガクリーム(全身用保湿クリーム、998円、3150円)、スキンクリーム(顔・体用保湿クリーム、2310円)、エピテリアルAHクリーム(部分用皮膚ケアクリーム)2730円の計5品。