日本医薬品情報学会は、薬剤師や登録販売者が消費者からのOTC医薬品使用に関する相談に応えられるよう「口腔領域に使用するOTC医薬品・医薬部外品等のリスト」を作成した。口腔領域のOTC医薬品は様々な剤形があり、特殊な使用方法が求められるため、薬剤師や登録販売者でも製品の特徴が掴みきれていないとの声が上がっていた。同学会では、口腔領域で使用する製品の種類を整理し、消費者がOTC医薬品の使用を判断する場合に現場で適正使用の助言ができるよう役立てていく。
口腔領域のOTC医薬品や医薬部外品は、経口剤が中心の内科領域の製品に比べ、喉の粘膜面に噴射塗布したり、歯に詰めるなど特殊な使い方が多く、服用方法を理解していない薬剤師も多い。同学会のOTC情報委員会では、約1年前から千葉県歯科医師会の協力を得て、口腔領域に使用するOTC医薬品・医薬部外品等の種類をまとめ、リスト化した。
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