日医工の田村友一社長は18日の決算説明会で、製造を再開した富山第一工場の製品164品目の出荷遅れについて、「多くの関係者に迷惑をかけていることを重く受け止めている」と謝罪。現在、全343品目のリスク評価を行っているところだが、「当初予定よりも生産開始が早まるものと考えている」との見通しを明らかにした。7月にも富山第一工場のリスク評価を終え、生産が順調に稼働し始めると想定している。
同社は、承認書と異なる方法で製造された医薬品を製造販売した問題で、富山県から受けていた業務停止命令期間を終え、同工場での製造業務を再開していたが、製品の品質について慎重なリスク評価を行い、規制当局と協議を重ねた上で製造と出荷を再開しているため、出荷遅延や欠品が発生していた。
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