厚生労働省は、薬剤師の需給動向把握事業における調査結果を公表した。それによると、薬局薬剤師の平均年収は488万円、病院薬剤師の平均年収は512万円であり、薬局薬剤師の29.0%、病院薬剤師の35.7%が奨学金を利用していることが明らかになった。薬局薬剤師では奨学金の平均額が461万円となり、特に6年制で利用率が高いことも分かった。
調査は、薬剤師の業務実態や働き方などを把握するために実施したもの。薬剤師の充足人数を尋ねたところ、薬局では「適切な人数を確保できている」との回答が60.5%と最も多く、「適切な人数より不足している」との回答は19.4%となった。
一方で、病院では「適切な人数を確保できている」との回答が38.2%にとどまり、「適切な人数より不足している」が50.5%と半数に上った。
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