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【武田薬品・長谷川社長】最大の難局は米国での特許切れ‐102年の舵取りで近未来決まる

2009年01月21日 (水)
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武田薬品長谷川社長

 武田薬品の長谷川閑史社長は19日、都内で開いた新春懇談会で、「一番大きな課題は主力製品の米国特許切れであり、今後102年は厳しい舵取りが求められる」とし、「そこをどう乗り切るかによって、われわれの近未来の将来がある程度決まると言っても過言ではない」との認識を強調した。

 同社は、2011年に米国で消化性潰瘍治療薬「プレパシド」、糖尿病治療薬「アクトス」、12年には高血圧治療薬「ブロプレス」の相次ぐ特許切れが控えているが、その後継品と位置づけ、昨年の米国承認を予定していた消化性潰瘍治療薬「TAK‐390MR」、DPP‐4阻害薬「SYR‐322」の審査が遅れている状況にある。

 長谷川氏は「こうした状況の中で、研究開発や新製品上市に必要な経費は投入していかなければならない」と強調した上で、「できることには限りがある。経費の絞り込みをどこまで徹底的にできるか、これまで以上に厳しく見直して、研究開発の優先順位づけを明確にせざるを得ない事態になるかもしれない」と、厳しい舵取りに臨む姿勢を示した。

 その上で、国内市場に関しては、「これからもナンバーワンシェアを絶対に堅持したい」と強調。「苦しいとき、困ったときに奇手や近道はなく、改めて原点にもう一度立ち返って、新たな将来を切り開いていきたい」と、難局に立ち向かう決意を示した。

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