厚生労働省は12日の中央社会保険医療協議会総会で、2022年度診療報酬改定の個別項目に関する論点整理案を示した。調剤報酬では、対物・対人業務の適切な評価を目指し、従来は調剤料として評価されていた薬剤調製、取り揃え監査業務等に関する評価を新設した。損益率が比較的高い、同一グループの店舗数が多い薬局等に関する調剤基本料、敷地内薬局を想定した特別調剤基本料も見直す。
昨年8月に地域連携薬局がスタートし、地域におけるかかりつけ機能を評価するため、地域支援体制加算の要件・評価を見直す。調剤料に含まれる薬剤師業務については対物・対人業務の評価体系を整理し、従来は調剤料として評価されていた薬剤調製や取り揃え監査業務の評価を新設。処方内容の薬学的分析、調剤設計、薬歴管理に関する業務、服薬指導に関する業務に対する評価も新設する。
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