クラシエは、漢方セラピーブランドの昨年1月から11月までの販売データをもとに、漢方薬市場の変遷やウィズコロナ時代の漢方動向をまとめた「漢方トレンド2021」を発表した。それによると、昨年の漢方薬市場はかぜ薬の落ち込みで減少傾向となった。また、ウィズコロナ時代の漢方動向といった観点では、イライラから疲れやすさに傾向が変化した。
主な調査結果を見ると、薬局やドラッグストアで販売される一般用漢方薬の市場規模は、2020年度まで継続的な成長が見られたが、21年度は前年度比96.7%と減少傾向だった。新型コロナウイルスの予防対策習慣が定着したことによるかぜの罹患率減少が要因の一つに考えられた。
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