日本製薬工業協会の岡田安史会長は20日、オンライン上で記者会見し、医薬品産業の果たす役割に言及。「新薬創出だけにとどまらず、予知・予防領域等の公的保険の枠外も含めてソリューションを提供するビジネスモデルへの転換も視野に入れなければいけない」とし、「イノベーションと国民皆保険の両立を図るためには、公的保険でカバーする領域の線引きが今後の大きな論点になる」と従来の延長線上を超えた議論に意欲を示した。
岡田氏は、医薬品産業の公的保険下での活動について、「革新的新薬を創出することだけでなく、リアルワールドデータ、AIやデジタル技術を駆使して、医療の高質化、効率化を図っていかなければならない」と指摘。
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