規制改革推進会議医療・介護ワーキンググループは19日の会合で、調剤業務の外部委託をめぐり議論した。日本経済団体連合会などは調剤業務の外部委託を認めるよう医薬品医療機器等法の改正を要望したのに対し、日本薬剤師会と日本保険薬局協会(NPhA)は「調剤の責任の所在が不明瞭になる」と反対姿勢を示すなど意見が対立した。今後、厚生労働省の薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会で、調剤業務のあり方について検討を行い、調剤業務の外部委託に関しても議論を深める方針だ。
調剤業務の外部委託をめぐっては、昨年度の規制改革推進会議でもテーマとされたが、昨年6月に閣議決定された規制改革実施計画で具体的な方策としては盛り込まれなかった経緯がある。
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