クリーンルームで使用可能な帯電防止医薬品包装袋を発売 アソー

2009年03月02日 (月)

 せっかくクリーンルーム内で調製しても、外部から持ち込んだ包装資材に、静電気による埃の付着があると、クリーンルーム自体の性能が落ちてしまう。そうした問題を解決し、帯電防止機能を強化した医薬品専用包装用袋「ASOハイクリーン永久帯電防止袋・医薬タイプ」がアソーから発売された。

 これまでも帯電防止袋はあったが、界面活性剤や金属などの帯電防止剤を樹脂に練り込んだり、フィルム表面にコーティングする方法が主流だった。そのため、帯電防止剤の凝集粉化や脱落、金属不純物の問題が生じ、医薬品分野での使用には不向きだった。

 同品は、界面活性剤や金属などの練り込みなどを行わない「ポリマー型帯電防止タイプ」で、半導体や電子デバイス分野でも用いられている。

 既に、「第15改正日本薬局方プラスチック製医薬品容器試験」やFDAなどの諸規格を取得している。医薬品包装用袋はサイズが多様なため、同社では受注生産方式で各種規格にも対応する体制をとっている。

 問い合わせはアソー(TEL03・3297・3636、http://www.po-aso.co.jp/)まで。



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