前日本医学会会長でMR認定センター理事長の高久史麿氏が24日、死去した。91歳。後日、「お別れの会」を予定している。
高久氏は、東京大学医学部長、自治医科大学学長、日本医学会会長など多くの重責を務め、現職では地域医療振興協会会長に就いていた。2012年には瑞宝大綬章を受章している。
高久氏は、長きにわたりMRの資質向上に貢献してきた。1993年にMRの資格化の提言をした厚生省(当時)「21世紀の医薬品のあり方に関する懇談会」、94年に同懇談会に基づき資格制度を提言した「医療におけるMRのあり方に関する検討会」、そして96年まで同検討会報告の具体化を進めた「MR資格制度検討会」の全てに委員として携わった。
今日のMR認定センターの前身となる「日本MR教育センター」以来、「医薬情報担当者教育センター」「MR認定センター」の各理事長を四半世紀にわたり務め上げた。