スギホールディングスの杉浦克典社長は、オンデマンド配信で行った2022年2月期決算説明会で、27年2月期に売上高1兆円を目指す5カ年中期経営計画を発表した。新中計について、杉浦氏は「未だ収束のメドが立たない新型コロナウイルスの不安と、新たな生活様式の定着、調剤を取り巻く大きな環境変化を受け策定した」と説明。トータルヘルスケア戦略を核とするDX展開強化、社会・経済的価値が共存するESGや、将来を支える人財の獲得・育成強化を推進する考えを打ち出した。出店は、既に公表している27年2月期の2000店舗達成に向け、「年間100店舗ペースを緩めることなく継続していく」と強調した。
杉浦氏は、新中計の中核となるトータルヘルスケア戦略について、その中心と据える調剤事業について言及。「コロナ禍で顕著となった処方需要シフトを取り込み、売上高の伸長と収益性の改善を目指す。これまで構築してきたデジタル基盤を活用し、物販と調剤のクロスセル率の向上を図る」とした。
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