ライオンが行った「くん煙剤使用者調査」で、使用者の約半数が「殺虫剤が効かないゴキブリが増えている」と感じ、約6割が「くん煙剤は値段よりも効果」を求めている結果が得られた。そこで同社では、従来の薬剤では駆除しにくい抵抗性チャバネゴキブリや大型ゴキブリ、ダニに対する駆除効果に優れた「バルサンプロEX」(医薬品)を新発売した。同品は、くん煙タイプの「バルサン」シリーズで最強の効き目を持ち、くん煙剤市場でのさらなるシェアアップを目指す。
「バルサンプロEX」は、新たに採用した「d・d‐T‐シフェノトリン」のほか、メトキサジアゾン、フェノトリンを含めた三つの有効成分が、抵抗性チャバネゴキブリ、大型ゴキブリ、ダニ、シラミなどの衛生害虫を駆除する。バルサン独自の強い煙の噴射力で、殺虫成分を部屋の隅々まで到達させる。1個で608畳の広さの部屋が目安。
従来品と同様に、使用時のツンとした刺激が少なく、床面にそのまま置いて使用できる耐熱容器で、フタを取ってこするだけで簡単に始動する使いやすさも特徴。税抜き希望小売価格は1個(20g)880円、3個入り2640円。
バルサンブランドからは、電池もコンセントも不要で、30日間効果が持続する虫よけ剤「バルサン虫よけキューブ」シリーズから新デザインの2品と、薄型シートタイプの新製品も今月から発売した。
「バルサン虫よけキューブ」は2006年3月に発売され、常温で揮散する有効成分(メトフルトリン)を配合し、電気や火を使わない安全性と置くだけの簡単・手軽さから、高い支持を得ている。虫よけ器具の未使用者の多くが「楽しいデザインの虫よけ器具を使いたい」と望んでいたことで、見た目に楽しい「ペンギンくん」「おさかなさん」のデザイン品(各800円)と、貼ったり吊したりできる薄型シートの「貼るシート入室禁止」(3枚入り、700円)を新たに加えた。