
日本CMO協会は5月25日に開いた総会で役員を改選した。シミックホールディングスの三谷毅氏を新会長に選出した。また、副会長は富士薬品の永代尚武氏、クオリテックファーマの土居功一氏を再任した。
同日の記者会見で、三谷氏は「医薬品の安定供給、製品のサプライチェーンを支える中での人材の育成、人材が力を発揮できる環境づくりが大切」と抱負を語った。
同協会では、技術・人材育成委員会、品質保証委員会、政策委員会、広報委員会などの活動基盤の強化を行う。サプライチェーンの核である委託企業により良いサービスを提供するため、コアとなる人材育成と品質、製剤技術のレベルアップについて会員各社と情報共有しながら進めていく。
新たに未開拓分野・技術の拡大についても取り組む。抗癌剤やワクチン、抗体医薬などの新規モダリティに対応した新技術への対応、調査を進める。政府機関や友誼団体である米国PBOA、既導入企業からの情報収集や協会内での勉強会を開催。
参入意向のある会員企業への支援、協会未加入企業に参加しやすい環境を整備するとした。