給与改善へ調査実施も

武田新会長(右から3人目)を中心とする体制が発足した
日本病院薬剤師会は18日に都内で通常総会を開き、2月の代議員投票で会長候補に選出されていた武田泰生副会長(鹿児島大学病院)を新会長に選任した。会長交代は3期6年ぶりとなる。武田氏は、中小病院の薬剤師確保が課題として、特別委員会を立ち上げて具体策を検討する方針を表明。病院薬剤師の給与改善に向けては、初任給や生涯収入に関する調査を行う考えも明らかにした。
総会後、記者団の取材に応じた武田氏は、新体制の課題と取り組みに言及。診療報酬の面では、病棟薬剤業務実施加算の届出を行っている病院が全体の約2割にとどまる現状を踏まえ、「中小病院では病棟薬剤業務が進んでいない。なかなか人が増えないために、従来通りの業務しかできない。ここにメスを入れて薬剤師確保をしっかりとやっていく」との考えを示した。
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