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【遠言近言】環境の変化に適合するときに、よくある子どもの五月病‐保科清

2006年5月8日 (月)

保科清(山王病院小児科部長)

 春になると、保育所や幼稚園への入園、そして小学校の入学など、子どもにとっても生活面の変化が余儀なくされる時期でもあります。この変化は、子どもが希望するかどうかに関係なく、一定の年齢になれば変わらなければならない節目でもあります。保育所への入所は別にして。

 変わらなければならないのは、お子さんだけではありません。ご両親も変わらなければなりません。

 かわいいお子さんが環境の変化に適合するために、外見ではわからなくても大変な思いをしているのでしょう。大人だって、実社会に出た時の数か月はその環境に適合するのに大変な思いをするものです。まったく気にしないような顔をしながら。

 気持ちの問題だけではありません。身体だって、しらずしらずに疲れてきます。集団生活ですから、だれかが風邪のウイルスを持ち込むかもしれません。

 集団生活を始めて2か月くらいの間は、約2週に1度は熱を出すお子さんもいます。ご両親は心配して、うちの子は弱いのでしょうかと言われますが、そんなことはありません。今まで大事に可愛がりすぎて、ありふれた病気にかからなかったために、集団生活で周りからもらってくるだけです。2,3回も病気をすると、他のお子さんと同様に元気になるものです。

 都合の良いことに、ちょうど疲れが貯まってくる頃にゴールデンウイークになります。ゴールデンウイークは、親の方が喜びすぎて、お子さんを引きずり回すことが多いのですが、入園や入学したばかりのお子さんには休息も必要です。できるなら、ゴールデンウイークの初期に遊び歩いて、残りの数日は家の中か、せいぜい近隣での遊びをお子さんと一緒にすごしてみると、お子さんとの会話も弾むようになりますよ。

 ご両親がはしゃぎすぎると、お子さんが五月病になってしまうこともありますので注意して下さい。




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