厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発および生産・流通部会は6日、日本医療研究開発機構(AMED)の先進的研究開発戦略センター(SCARDA)がワクチン開発を支援する重点感染症として、コロナウイルス感染症や季節性インフルエンザが含まれる「呼吸器感染症」など4カテゴリーとするリスト案を了承した。定期的に国内外で流行する既知の感染症が対象となり、厚生労働省はSCARDAに検討結果を報告する予定。
将来的なパンデミックに備え、SCARDAでは重点感染症に対応したワクチン開発や新規モダリティの研究開発を支援することとしている。重点感染症の分類としては、既に厚労省の検討会が公衆衛生危機発生の予見可能性に基づき、X、A、B、C、Dの5グループに分類していた。
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