島津製作所は、九州大学の加藤隆弘准教授らの研究グループと共同開発中の血液検査による「うつ病の診断補助」の実用化に取り組む。問診と組み合わせた手法で、福岡市で社会実装を目指した実証実験を開始した。2024年3月までの社会実装を目指す。
ストレスは、これまで客観的指標によって測ることが難しく、うつ病などの症状がありながらも適切な治療を選択できない人が少なくなかった。開発中の検査手法は、40問ほどの問診によって被験者のストレス感受性の強弱をグループ分けし、高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)で血液中バイオマーカーの分析を行うことで、ストレスレベル、メンタルヘルスの不調を発見するもの。
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