加藤勝信厚生労働大臣は1日の閣議後会見で、電子処方箋のモデル事業を全国4地域で開始したことに言及。「システムや運用面の最終検証を目的に4地域において最終的には約100施設で実際に電子処方箋の発行を行う予定であり、先進的な取り組みや課題を取りまとめ、全国の医療機関や薬局での円滑な導入につなげていきたい」と意欲を示した。
10月28日に閣議決定された「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」で、電子処方箋のさらなる導入支援や周知広報に必要な施策が盛り込まれた。加藤氏は「安全で正確な運用に向けて環境整備に取り組み、全国の医療機関・薬局の皆さんには早期導入を改めてお願いしたい」と呼びかけた。