非臨床試験の信頼性を確保するための基準(GLP)に準拠した試験で、過去10年間に不正事案が相次いでいる(表参照)。医薬品医療機器総合機構(PMDA)は昨年末、データ不正防止に向けてデータインテグリティ(DI)に関する重点取り組み事項を公表し、「3年以内の完全対応」を掲げた。しかし、日本製薬工業協会(製薬協)の調査では、国内にGLP施設を持つ企業の8割が「対応は困難」と回答した。関係者の間では、DI対応の負担増に加え、毒性評価者の不足やGLP施設の減少が進めば、「10年後には国内でGLP試験を実施する機関がなくなるのではないか」と危機感が高まっている。

























