政府は22日、日本医療研究開発大賞の受賞者を発表した。極めて顕著な功績が認められる「内閣総理大臣賞」は、革新的抗体薬物複合体技術であるDxd-ADC技術の開発による新規抗癌剤を創製した第一三共が受賞した。今年から新設された「スタートアップ賞」には、RNA制御ストレスを標的とした抗癌剤を開発したコーディアセラピューティクスが選ばれた。
内閣総理大臣賞を受賞した第一三共は、Dxd-ADC技術開発により、乳癌等に強力な効果を示す新規抗癌剤「エンハーツ」(一般名:トラスツズマブデルクステカン)を創製。同技術を適用し、他に五つの新規抗癌剤候補の開発も進行中で、癌治療のさらなる貢献が期待できることから受賞に至った。
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