中央社会保険医療協議会総会は23日、MSDの難治性慢性咳嗽治療薬「リフヌア錠45mg」(一般名:ゲーファピキサントクエン酸塩)について、費用対効果評価結果に基づき、現行薬価から15.70円(約7.7%)引き下げることを了承した。引き下げ後の薬価は45mg1錠が187.50円。医療機関における在庫への影響等を考慮し、改定後薬価は11月1日から適用される。
同剤は昨年4月に薬価基準に収載後、ピーク時の予測販売額が160億円と100億円を超えるため、費用対効果評価の対象となった。
具体的な評価として、同疾患患者を対象に、無治療・経過観察(プロトンポンプ阻害剤や中枢性鎮咳薬など原疾患に対する標準治療を含む)と比較した結果、ICER(円/QALY)が1000万円/QALY以上と、効果を獲得するのに1000万円以上かかり、営業利益の価格調整率は0.5と費用増となった。6月の中医協総会で評価結果が了承されていた。
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