ソニーグループ傘下のソニーセミコンダクタソリューションズなど3社は、非臨床試験における動物実験代替法として、疾患状態にある細胞と健常状態にある細胞の差異や化合物に対する細胞の反応を、細胞の電気活動のデータを元に可視化し、観察を可能にするシステムを開発した。3社は同システムの商用化を目指す。まずは共同で、製薬企業や研究機関に向け同システムを試験提供する。同時に、候補化合物スクリーニングを手がける東北工業大学発ベンチャーのVitroVoが、システムの有効性を確認する受託試験サービスの提供を始める。
非臨床試験では、世界的に動物実験代替法を求める流れになっており、ヒトiPS細胞などを由来するオルガノイド、培養組織などを活用する動きが出てきている。
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