
バイオシミラーの普及をめぐり25日に都内で開催されたイベントのパネル討論では、パネリストから先行バイオ医薬品と原薬や添加物、製法などが同一のバイオAG(オーソライズドジェネリック)に対し、「バイオシミラーの適正な競争を阻害する」などの問題意識が示された。これに対し、厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課の水谷忠由課長は、「AGがどんな役割を果たしているのか、何かを阻害しているのかが議論の軸になる」と述べ、対応の方向性を検討していきたい考えを明らかにした。
サンドでバイオシミラー事業を統括するピーター・ステニコ氏は、欧州の規制について、「重複承認(バイオAG)された製品の市場参入を防ぐことを目的とした非常に厳しいルールを課した」と説明した。欧州連合(EU)は現段階でバイオAGの申請を認めているものの、2027年にはこれらを規制するEU法を施行する予定であるとした。
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