北海道薬剤師会は、今年度からほぼ全道を対象に薬局を活用した特定健診の受診勧奨事業に乗り出す。道の特定健診受診率は3割未満と全国ワーストとなっていることを踏まえ、2021年度から18市町を対象に薬局での勧奨を行い、未受診患者の4分の1が受診意向を示す成果を示した。今年度は3市町を除く130市町村に事業エリアを拡大し、受診率向上に貢献する。各薬局に事業参加のメリットを訴求し、来局者数の多い薬局に参加してもらうことで40%弱にとどまる市町村内の薬局参加率を引き上げる。
特定健診は、各医療保険者が40~70歳の国民を対象に年に1度実施している。受診率全国ワーストの道では、道薬が21年度から薬局を活用した特定健診の受診勧奨事業を実施している。ターゲットは、通院中のため健診受診に対する意識が低い「通院歴あり未受診者」。通院帰りの薬局で薬剤師から健診受診を勧奨し、受診する意欲を促進させると共に、受診に向けた行動を促している。
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