東京都薬剤師会は、地域住民が処方箋なしでも来局し、薬剤師から健康相談などを受けられる健康サポート事業の検討を進めている。都薬が実施した調査の中間報告によると、処方箋調剤以外にも対応している740の会員薬局のうち、「OTC医薬品の48薬効群」を「取り揃えている」「これから取り揃えていく予定」と回答した薬局が約8割に上った。犬伏洋夫常務理事は、5日の定例会見で「OTCの在庫を充実させている薬局ほど処方箋集中率が低いという傾向が見えてきた」と分析。今後、回答薬局数を2000薬局まで拡大する予定で、会員薬局での実態を把握した上で都薬として対応策を検討していく考えだ。
アンケートは、会員薬局におけるOTC医薬品の取り扱い実態などの把握を目的に実施した。904薬局のうち、処方箋調剤以外を手がけている薬局は740薬局で、これらの薬局に2024年度調剤報酬改定で施設基準に設けられた「OTC医薬品の48薬効群の取り揃え状況」を聞いた。
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