富士フイルム和光純薬は1日、動物実験の代替法として発熱性物質試験試薬2製品を新発売した。
一つは、インビトロで検出する試薬キット「LumiMAT Pyrogen Detection Kit(ルミマットパイロジェンディテクションキット)。ウサギの発熱性物質試験の代替試験法として開発された。これまでの試験法では約1.5日かかっていたところを、同品では約5時間で測定できる。
欧州では2026年までに欧州薬局方からウサギ発熱性物質試験が削除されることが決まっており、同社としても代替試験法を用意した。希望納入価格は8万円(税別)
もう一つは動物由来成分を含まない遺伝子組み換えエンドトキシン測定用試薬「PYROSTAR Neo+(パイロスターネオプラス)」
医薬品や医療機器の承認申請における安全性評価だけでなく、原材料検査や医薬品製造用水の水質管理などにも使用できる。希望納入価格は3万円(税別)