東レは、遺伝子治療薬の製造において不純物を除外する精製過程で、遺伝子治療薬の収率ロスを半減できる濾過技術を開発し、2025年度に製薬企業やCDMOを対象に販売を始めることになった。
不純物を除外する過程で、濾過膜において目詰まりを起こし、遺伝子治療薬の収率が低下することが課題だった。遺伝子治療薬は培養細胞を用いて作られ、精製工程では培養細胞やその破片を含む培養液を濾過し、さらに蛋白質などの不純物を濾過して除去しているが、膜への目詰まりや遺伝子治療薬が付着することで収率が低下し、コストの増加につながっていた。
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