医療法人社団萌仁会(北海道留萌市大町3丁目28番地1/理事長荻野武裕氏)は4月10日午後4時、旭川地方裁判所民事部より破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約7億円の見込み。
1961年に開業し2003年に法人改組した同法人は、留萌管内で唯一の精神科病床を擁する荻野病院(精神科・神経科・内科・心療内科・消化器科/99床)を運営していたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降に業績が悪化し、その後医療従事者の人手不足などもあり運用効率が低迷傾向を辿り、3月31日に事業を停止し破産申し立ての準備に入っていた。
財産状況報告集会・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和7年8月21日午後2時。
破産管財人には飯塚正浩弁護士(たいせつ法律事務所、電話0166-85-6485)が選任されている。
事件番号は令和7年(フ)第90号。