
あすか製薬ホールディングスは24日、山口惣大代表取締役専務が社長に昇格すると発表した。2021年から同社社長を務める山口隆氏は会長に異動する。両氏とも代表権を持つ。6月24日開催予定の株主総会、取締役会を経て就任する。策定中の新中計に新体制で臨む。
惣大氏は隆氏の長男。21年から子会社のあすか製薬の社長を務めていた。HDトップの交代理由について同社は、25年度までの中期経営計画の総仕上げに加え、策定中の2026年度からの新中計に新たな体制で取り組むためと説明している。会長となる隆氏は引き続き経営の管理監督を行っていくという。
次期社長の惣大氏は1983年12月生まれ、41歳。08年に首都大学東京大学院理工学研究科を修了し、20年には一橋大学大学院経営管理研究科も修めた。弁理士でもある。08年4月に入社した日立製作所を経て、16年2月にあすか製薬に入社し、17年以降、取締役として創薬研究や開発、事業戦略、メディカルアフェアフーズを担当し、21年6月に現職に就いた。