日本ベーリンガーインゲルハイムは20日、山形県東根市にある山形工場の新製剤棟(写真)が竣工したと発表した。2025年内の稼働を目指す。さらに同日、同施設に隣接する形で新たな製剤棟を建設することを明らかにした。28年6月頃に稼働を想定し、26年3月に着工する。両新棟で最大で20億錠の増産を見込む。需要高まるSGLT2阻害薬「ジャディアンス錠」の増産のほか、グローバル戦略上のアジア・オセアニア地域のハブ拠点としての機能強化が狙い。

新棟建設は、山形工場に28年までに総額3億ユーロ(約484億円)の投資を行う独本社の方針の一環で行われる。そのうち、20日に竣工した新棟は23年から100億円を投資して建設していた。
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