
平野氏
福岡県北九州市、山口県下関市の地域ドミナントでドラッグストアや調剤薬局76店舗を展開するサンキュードラッグは13日、北九州市内で2025年度経営方針説明会を開催した。取引先メーカー、卸等の関係者550人が参加した説明会で代表取締役社長兼CEOの平野健二氏は、50年に向けて北九州・下関地域の生活と医療のインフラを担う企業を目指す方針を改めて強調した。また、今後の調剤業務一部外部委託の解禁を見据え、現在25の施設に対応する処方箋集中処理センターとして調剤工場を10月に設置することも明らかにした。
平野氏は、米国でのドラッグストアの現状について「ウォルマートやアマゾンのように調剤に利益を求めないビジネスの登場で、調剤を集客エンジンに物販で利益を得るモデルの崩壊が始まり、全米の薬局の70%が赤字となっている」と紹介し、対物業務では利益が出ない構造にあることを指摘した。
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