
プレシジョン・システム・サイエンス(PSS)は1日から、糖鎖プロファイリングシステム「LuBEA-VIII」の販売を開始した。
同社は、生体試料から目的分子を単離し、検出する自動化多項目同時検出ツール Beads array In Single Tip(BIST)技術および LuBEA システムを開発してきた。同製品はそのアプリケーションとして、産業技術総合研究所の糖鎖プロファイリング技術(蛋白質上の糖鎖をレクチンを利用して解析する方法および検出装置の技術)を融合させたものとなる。
産総研細胞分子工学研究部門 分子細胞マルチオミクス研究グループの久野敦グループ長、布施谷清香研究員は、全自動糖鎖プロファイリングシステムとして、世界に先駆けてその原理検証と用途開拓を実証してきた。
同製品は、多項目同時検出ツールBISTを利用したレクチンビーズアレイチップおよび試薬カートリッジ等の試薬消耗品と組み合わせることで、精製蛋白質、血清や尿等を検体として、8検体同時に糖鎖プロファイリングを行うことが可能なのが特長。糖鎖マーカーのスクリーニングやマーカーバリデーションツールとして使用できるほか、バイオ医薬品の開発・品質管理の支援への応用も期待される。
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