オムロンとジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC)は7日、オムロンの持続的な成長と企業価値向上に向けたパートナーシップ契約を締結した。オムロンとJACは今後、同契約の下で戦略的パートナーとしてオムロンの持続的な成長と企業価値の向上を目指して協働していく。
オムロンは、2030年度をゴールとする長期ビジョン「Shaping the Future 2030 (SF2030)」を掲げ、事業を通じて社会的課題を解決することで持続的な成長と企業価値の最大化を目指している。24年度に開始した「構造改革プログラム『NEXT 2025』」では、制御機器事業の再成長と全社収益・成長基盤の再構築を今年9月末までに完遂させる計画。同時に、既存事業の強みを生かしたデータビジネスの拡大・強化によるビジネスモデルの進化にも取り組み、SF2030の実現に向けて着実に前進している。
JACは、持続的な企業価値の向上に向け、投資先の経営陣との信頼関係をベースに、中長期的な視点から投資先企業の成長をサポートする上場株ファンド。
両社は、互いの理念に共感すると共に、オムロンのさらなる企業価値向上に向けた思いを共有することから協議を重ね、結果としてJACはその運用するファンドを通じてオムロンの株式を取得し、両社間で同契約の締結に至った。JACはオムロンの「中長期的な成長の実現と、さらなる成長期待の醸成」に向けて支援していく。
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