厚生労働省は9日の中央社会保険医療協議総会で、エーザイのアルツハイマー病(AD)治療薬「レケンビ点滴静注」(一般名:レカネマブ)の費用対効果評価案を示した。介護費用を含めた対象集団と含めなかった対象集団でそれぞれ分析し、価格調整を行った場合、共に現行価格より15%引き下げた3万8910円(200mg)、9万7277円(500mg)となった。レケンビ特例の費用対効果評価では薬価を下限まで引き下げることになる。
介護費用の取り扱いに関しては、同費用を含める場合と含めない場合のいずれかが妥当か議論するに当たり、価格調整後の薬価も踏まえて議論するため、薬価算定組織で各パターンにおいて価格調整を行った場合の薬価を検討した上で、改めて総会で議論することとした。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。