
生島薬剤部長(右)と今月から出向した堀氏
奈良市の奈良県総合医療センター(病床数492床)は1日から、奈良県南部の吉野郡にある南奈良総合医療センター(病床数232床)に対し、病院薬剤師の出向を開始した。奈良県では初となる取り組み。勤務歴5~10年ほどの中堅薬剤師が4カ月単位で交代しながら出向く計画で、まずは1年間実施する。薬剤師不足に苦しむ地域病院を支援するほか、地域医療を学ぶ機会と捉えてキャリア向上につなげる。
奈良県総合医療センターは35の診療科を有するDPC特定病院群で、救急車搬送受入件数7304人(2024年度)の3次救急医療施設。薬剤部は常勤薬剤師48人、非常勤薬剤師4人の体制で、院外処方箋発行率は96.8%、「病棟薬剤業務実施加算1、2」を算定している。県内では数少ない薬剤業務向上加算を算定できる施設基準を満たす総合病院である。
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