【オムロンHC】上腕式血圧計と酸素濃縮器、「2026 German Design Award」を受賞

　オムロンヘルスケアの「上腕式血圧計 HEM-738Xシリーズ」と「酸素濃縮器 HAO-3X0XW／5X0XW」の2製品が、「2026 German Design Award」のExcellent Product Design部門で、リハビリ・ヘルスケアカテゴリのWinner（優秀賞）を受賞したと発表した。

　「German Design Award」は、1953年設立のドイツデザイン評議会が主催する、国際的に最も権威のあるデザイン賞の一つ。最大の特徴は、世界中のデザイン賞を受賞した作品の中から、さらに評議会の推薦がなければノミネートすらされないという厳格な審査プロセスがあること。

　受賞は、デザインの美しさや機能性はもちろん、革新性や市場への影響力まで含めた総合的な価値が国際的に認められた証といえる。

　今回受賞した「上腕式血圧計HEM-738Xシリーズ」は、血圧を測定するだけで、心不全や脳梗塞を引き起こすリスク因子である心房細動の可能性を検出できるオムロン独自の次世代アルゴリズム「Intellisense AFib」を搭載している。心房細動の可能性が検出されたときは LCDのアイコン表示で知らせるなど、測定結果を簡潔で分かりやすく表示する。

　「酸素濃縮器 HAO-3X0XW／5X0XW」は、呼吸器疾患などで通常の呼吸では十分な酸素を体内に取り込めない患者が自宅で酸素を吸入する在宅酸素療法に用いる医療機器。ユーザー観察や調査に基づき、ユーザーにとって使いやすい形状を一から見直されている。スタートボタンのデザインやディスプレイの表示内容、フィルター交換時期のお知らせ機能の追加など、誰でも迷わず操作できるようにユーザビリティが改善されている。