コニカミノルタはこのほど、国際的な環境非営利団体であるCDPによる2025年度調査で、最高評価となる「気候変動Aリスト企業」に選定された。同社が最高評価を獲得するのは今回で9回目となる。
同社は、事業を通じて「気候変動への対応」「有限な資源の有効利用」などの五つのマテリアリティ(重要課題)に取り組む中、50年に製品ライフサイクルにおけるCO2排出量(スコープ1,2,3)の「ネットゼロ」を目指している。
また、自社のコア技術をAI活用と事業領域をまたぐ技術融合によって“進化したコア技術群”として強化している。これにより、ワークフローやサプライチェーン変革を通じ、顧客企業や社会におけるエネルギー使用量およびCO2排出量の削減に対する貢献度を一層高めていきたいとしている。
CDPは、企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを運営する非営利団体。25年度は、127兆米ドルを超える資産を持つ640以上の金融機関の要請で、世界の時価総額の3分の2に相当する、2万4800社を超える企業がCDPを通じ環境情報を開示している。また、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に準拠した世界最大の環境データベースを有し、投資や調達の意思決定に広く活用されている。
「気候変動Aリスト」は、気候変動対策において、目標設定、取り組み、情報開示の点で世界を先導していると評価された企業に与えられている。
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