
「Kanshas」のイメージ図
テルモは4月から、下肢動脈の血管内治療に用いる薬剤塗布バルーンカテーテル「Kanshas」(カンシャス)の、日本国内での販売を開始する。同製品は、昨年12月17日開催の中央社会保険医療協議会で、今年3月1日から保険適用(C1区分)されることが了承されている。
下肢動脈疾患に対しは、国内で年間約3万件の血管内治療が行われており、最近は患者にとってより負担の少ない治療法として、手首からカテーテルを挿入する「ラディアル手技」が注目されている。
今回発売される製品は、テルモとしては初めての下肢動脈用の薬剤塗布バルーンカテーテルとなる。バルーン表面にコーティングされた薬剤が病変部の細胞の異常増殖を抑え、血管の再狭窄のリスクを抑制する効果が期待されている。また、カテーテル有効長が200cmと長く、ラディアル手技による治療に対応している。
主な特長としては、▽動脈硬化によって細くなった下肢(太もも~膝)の血管を拡げるためのバルーンカテーテルで、血管の再狭窄を抑制する薬剤が塗布されている▽同社独自の薬剤塗布技術Unicoatテクノロジーを採用し、手首から下肢の血管までの長い距離で使用してもバルーンに塗布された薬剤が?がれにくく、薬剤が病変部へしっかりと移行することが期待できる――などが挙げられる。
同社は、患者への負担が少ない治療の選択肢として、心臓血管の血管内治療におけるラディアル手技の普及に貢献してきている。現在は、下肢の血管や脳血管などの治療に対する同手技の適用拡大に取り組んでおり、下肢動脈の血管内治療におけるラディアル手技比率を、今年度末までに20%以上とすることを目指している。
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