フィリップス・ジャパンは10日、救急(ER)、集中治療(ICU)、手術室、外来処置室などのポイントオブケア(POC)領域に特化した新型超音波画像診断装置「Flash 5100 POCシリーズ」を発売した。同シリーズは、フィリップスが長年培ってきた超音波画像診断技術をPOC専用に最適化したモデルで、操作性・画像品質・堅牢性を高めた新たなプラットフォーム。これにより、POC領域の診断業務の効率化や医療現場のワークフロー改善に寄与することが期待される。
「Flash 5100 POC」は、POC現場の実運用に最適化したハードウェア設計で、医療現場で求められる迅速な検査ワークフローを支援する。21.5インチの縦型アンチグレアディスプレイにより、ベッドサイドでも反射を抑えた見やすい画面表示を実現している。手袋越しでも操作しやすいタッチパネルと、直感的なボタン配置を採用したコントロールパネルにより、慌ただしい場面でもスムーズな操作が可能となっている。
また、ケーブルが床に触れにくい構造や、限られた空間でも扱いやすいコンパクトなフットプリントにより、ER、ICU、手術室など多様な環境での運用を支援する。
また同シリーズは、フィリップスの超音波画像診断装置で培った技術をもとに、POC環境でも質の高い画像取得を支援する。
心臓領域では、左室機能の解析をサポートするAutoStrain EFを搭載することが可能で、左室駆出率(EF)やGlobal Longitudinal Strain(GLS)といった指標の評価を、より簡便かつ迅速に行うことを支援する。
穿刺を伴う手技では、Needle Visualization機能が針の位置を強調表示し、視認性の向上を図っている。さらに、Auto Scanがリアルタイムで画像の明るさを自動調整し、撮像後にはPost-processing機能で追加の最適化が可能となっており、これらの機能により、幅広い臨床シーンで安定した画像が取得できる。
加えて、自動車にも使われるアルミフレームを採用したカートは、移動の多い環境でも扱いやすく、耐久性に配慮した設計となっている。また、EPIQ、Affiniti、Compactシリーズなど、既存のフィリップス超音波画像診断装置とのプローブ互換性があり、施設が保有する既存資産を有効に活用できる。

















