フィリップス・ジャパンは26日、超音波画像診断装置EPIQ Elite/Affinitiシリーズ「Elevate Plus」の販売を開始した。同装置は、「より心地よく、より上質に」をコンセプトに、検査件数の増加や人手不足といった今日の課題に対応し、検査ストレスを軽減する快適な操作性と、一貫した高品質な画像提供を通じて、検査効率と診断支援のさらなる向上を支援していく。
同装置は、従来のElevateプラットフォームに、新たな自動化機能や画像処理技術など、検査効率と診断支援の向上を支える機能を強化した最新世代のハイエンドシステム。操作画面のアクセントカラーもアンバー(琥珀色)からモダンなブルーへ刷新し、フィリップスの超音波シリーズ全体におけるユーザーインターフェースの整合性を高めている。
主な特長としては、「xRes Pro+」によるイメージクオリティ(IQ)向上が挙げられる。高解像度の組織描出を支援するxRes Pro+は、高度なポストプロセッシング技術により、組織形状に応じた精密な形状適応型の画像処理を可能にしている。構造境界の明瞭化とシャープネスの向上により、特に乳腺・甲状腺・筋骨格領域において、境界の視認性向上に寄与し、微細な解剖学的変化の検出に貢献する。さらに、患者の体形や描出深度に応じて撮像パラメータをダイナミックに最適化し、浅部から深部まで均一で自然なテクスチャ表現を実現している。これにより、安定した高画質の取得が可能となっている。
また、鮮明な静止画保存を支援する自動化機能「Auto Cine」を搭載している。画面のフリーズ時には意図しないフレームで静止することがあり、その場合、術者が手動でシネループを巻き戻し、最適なフレームを選択し直す必要があった。Auto Cineは、2Dおよびカラードプラのフリーズ時に直前のシネループの中から鮮明な画像を自動選択して静止することで、このプロセスを効率化している。2Dではブレの少ない鮮明なフレームを、カラードプラでは血流信号の充填度や強度を解析して血管にカラーが十分満たされたフレームを選択する。これにより術者の検査ストレスを低減すると共に、安定した高品質画像の保存と診断の信頼性向上が達成されている。
加えて、造影超音波(CEUS)の次世代解析「Super Resolution Micro Vascular Imaging(MVI) Pro」が搭載されている。蛍光顕微鏡の超解像処理技術を応用したCEUSの高解像度積算処理技術Super Res MVIの機能がさらに拡張され、Super Resolution MVI Proへと進化している。造影剤の到達時期を示すTime of Arrival(TOA)に加え、病変および実質内で造影剤が最大濃度に達するタイミングを示すTime to Peak(TTP)パラメトリックマップを新たに搭載。TOAとTTPを組み合わせることで、病変タイプのより的確な評価の支援を目指している。さらに、新しく定量解析も可能となり、任意に設定したROIに対して到達時間やピーク時間、平均値、標準偏差、ピクセル数、フレーム番号などの詳細な指標を提供し、腫瘍タイプのアセスメントを支援する。


















