
「CXR Finding-i 気胸検出タイプ」により解析された気胸の検出領域を表示
コニカミノルタは今月から、画像診断ワークステーション「CS-7」の新機能として、STAT画像(生命予後にかかわる緊急性の高い疾患の所見がある画像)の所見報告支援機能「STAT Link」の提供を順次開始する。同機能は、気胸の診断支援を行うプログラム「CXR Finding-i 気胸検出タイプ」との連携機能を備え、診断効率化に貢献すると共に、ガイドラインに定められた気胸の所見報告の支援および報告内容の記録機能により業務効率化も支援する。
医用画像の所見に基づく診断は医師が行うが、医師の働き方改革の進展に伴い、STAT画像の所見を診療放射線技師が速やかに医師に伝えることの重要性が高まっていることから、現在では診療放射線技師が発見した場合に報告すべきSTAT画像所見がガイドラインに定められている。
同機能は、気胸検出機能、所見報告・記録機能、「RADInsight」との連携機能により、STAT画像所見報告のワークフローを包括的に支援する。気胸の診断支援を行うプログラム「CXR Finding-i 気胸検出タイプ」と連携することで、ガイドラインに一般撮影で診療放射線技師が発見した場合に報告すべきSTAT画像所見の一つに挙げられている気胸の候補を高精度で検出することができる。
また、ユーザー設定可能なテンプレートを活用した簡便な所見報告の記録機能を備え、診療放射線技師による迅速かつ正確な所見報告を支援し、報告業務の効率化と信頼性向上が図れる。
さらに、一般撮影業務の最適化をサポートするシステム「RADInsight」との連携によりSTAT画像および報告データを蓄積し、診療放射線技師のスキル向上に役立てることで、医療現場での教育にも活用が期待できる。
「CXR Finding-i 気胸検出タイプ」は、胸部単純X線画像をAIで解析することで重要所見である気胸の候補を迅速に検出し、候補領域を画像上に表示することで見落とし防止を支援する。病変検出性能を示す指標である感度は95%と高い水準を実現していることに加え、気胸が存在しない画像をAIが正しく陰性(気胸なし)と判断した割合を示す特異度4は96%であり、病変を見逃さないようにしつつ偽陽性も抑制した高精度の検出性能が特長となっている。
同タイプは、画像処理ゲートウェイ「Senciafinder」や「friejoin」にもインストールでき、既に搭載している「CXR Finding-i」との併用が可能となっている。
同社は、結節影、腫瘤影や浸潤影を検出する胸部X線画像診断ソフトウェア「CXR Finding-i」を2021年11月に発売し、既に国内で約1200の医療機関で導入されている(26年3月末時点)。今回の気胸検出タイプの追加により、診断支援の範囲をさらに拡大した。
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