富士フイルムは6月1日、マルチスライスCTシステム「SCENARIA View Plus(シナリア ビュー プラス)」の新バージョンを富士フイルムメディカルを通じて提供を開始する。同製品は、「SCENARIA View Plus」の高画質な画像の提供と検査ワークフロー効率化のコンセプトをそのままに、救急医療における様々な画質課題、ワークフローの課題への対応力強化を目指して開発した64列128スライスのCTシステムとなる。
「SCENARIA View Plus」は発売以来、同社のAI技術を活用した開発により、高画質化とワークフローにおける自動化ソリューションの適用対象を拡大してきている。今回、さらに検査への即応力、効率化を支援する技術を充実させ、救急医療をはじめとした国内の医療ニーズに応えていく。
CT撮影時の被写体の動きによる画像のブレを低減する技術StillShoは、収集したRaw Dataから被写体の動く方向と量を4次元的に算出する際に、体軸方向の連続性を広範囲に維持することでブレの少ない画像を提供する。胸部、心臓だけでなく、頭部や腹部にでも、撮影中の被検者の動きによる画像のブレを補正して、アーチファクトの少ない画像を作成することができる。
検査ワークフローにおいては、各工程においてAI技術を活用して開発した自動化ソリューションやSYNAPSE VINCENT Coreとの連携による効率化を提案してきた。今回、さらに検査オーダー、検査後の後処理においてAI技術を活用して開発したワークフロー向上技術を強化することで、検査プロセス全体を通じた効率化を目指している。
画像処理については、従来の逐次近似処理では、処理後の画像ボケやコントラスト低下などを理由に、撮影線量を十分に下げられないなどの課題があった。そこで、さらなる低被ばく化を目指し、Deep Learningを設計段階で用いて画像再構成技術DLR Focusを開発した。DLR Focusは、低線量撮影したノイズの多い画像に対して、構造を維持したままノイズを低減させることができる。
なお、同製品は、17?19日に横浜市のパシフィコ横浜で開催される「2026国際医用画像総合展(ITEM2026)」に出展する。
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