インテージヘルスケアは14日、医師を対象にした医療機器製品の情報の入手状況に関する2025年12月の調査結果を発表した。医師が製品情報を得る手段は「直接営業」が約8割を占め、これまでどおり他のチャネルを大きく上回る結果となった。また、メーカー別の印象度ランキングでも、診療科によって順位に若干の変化が見られたものの、全体として大きな変動はなかった。
調査は全国の200床以上の医療施設に勤務する「循環器内科」「心臓血管外科」「消化器内科」「消化器外科」「整形外科」「脳神経外科」の合計900人の医師を対象に実施した。2023年5月から継続しており、今回で9回目となる。
製品情報の入手経路は、「直接営業」が79%を占め、当初の調査から引き続き最多だった。Web講演会・インターネットは16%、院内説明会は11%にとどまり、医療機器製品に関しては、対面での情報提供が中心となっている状況が続いている。医薬品では、Web講演会・インターネットが53%で最も多く、直接営業は34%、院内説明会は4%である。
「印象に残っている医療機器メーカー」のランキングも大きな変化はなかったが、心臓血管外科と消化器外科では前回の2025年9月調査から3位メーカーに変動があった。心臓血管外科ではアボットに代わってエドワーズが3位に、消化器外科ではオリンパスに代わってインテュイティブサージカルが3位に入った。また、脳神経外科では1位メーカーは前回と同じであったが、2位と3位が入れ代わった(表参照)。
一方、20床以上施設に勤務する「循環器内科」「心臓血管外科」の150人の医師に、「レスポンスの速さ・誠実さにおいて評価できる医療機器メーカー」をきいたところ、循環器内科が回答した上位3社は、「印象に残っている医療機器メーカー」と同じ、メドトロニック、アボットジャパン、ボストン・サイエンティフィックジャパンであった。製品情報に関して好印象のメーカーと、レスポンスの早さや誠実さに関して高評価のメーカーが同じという結果である。心臓血管外科では、1位が日本ゴア、2位が日本ライフライン、3位がメドトロニックで、循環器内科と若干異なる結果であった。
循環器内科では、薬剤溶出性ステントやリードレスペースメーカーについて、安全性や操作性に関する説明が強く印象に残るとする回答が多かった。インテージHCは、「医療現場では、確かなデータに裏打ちされた安全性と困難な症例でも確実に手技を完遂できる操作性の両立が求められていることが示唆される結果」であると分析している。
医師の印象に残っている医療機器メーカーランキング〔左から1位、2位、3位〕
循環器内科:メドトロニック、アボット、ボストン
心臓血管外科:日本ライフライン、日本ゴア、エドワーズ
消化器内科:オリンパス、富士フイルム、ボストン
消化器外科:J&J、メドトロニック、インテュイティブ
整形外科:ジンマー、ストライカー、J&J)
脳神経外科:メドトロニック、ストライカー、テルモ
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