厚生労働省は28日、2025年度の調剤医療費(電算処理分)が前年度比3.8%増の8兆7242億円となり、過去最高を更新したと発表した。処方箋枚数は1.1%減の8億8669万枚と5年ぶりに減少したものの、長期処方化などを背景に処方箋1枚当たり調剤医療費は5.0%増の9839円に上昇した。調剤医療費の伸びへの影響度を見ると、薬剤料が3.3ポイント増だったのに対し、薬局の調剤業務にかかる技術料は0.6ポイント増にとどまり、薬剤料の増加が全体を押し上げた構図となった。
この結果は、日本薬剤師会が5月に公表した25年度保険調剤動向調査結果を裏付けている。同調査では、処方箋枚数が前年度比0.8%減と5年ぶりに減少した一方、調剤点数は3.5%増加して過去最高を更新していた。今回の厚労省集計でも、処方箋枚数の減少と処方箋1枚当たり調剤医療費の増加が確認された。
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