
日本医薬品添加剤協会は6日、都内で2011年度定例総会を開き、事業報告・計画、収支決算・予算を了承すると共に、役員改選を行い中村敦会長が再選された。
中村氏は、品質保証のグローバル平準化を目指したIPEC関連活動、医薬品添加剤GMP自主基準の実施のためのガイドブック改訂版発行、安全性評価ガイドライン策定、海外の規制や情報提供のあり方等に関する調査研究などの活動を報告し、了承された。
また総会では、薬添協が指針をまとめる際に統一見解を合議する場、各委員会の横断的連携、国際的調和を推進していくための組織として「事業戦略委員会」を新設する会則改訂も了承された。
会員100社で構成される薬添協には、規格試験、安全性、GMP、国際、事業推進、ガイドライン、マスターファイルの各委員会を置くことが会則第31条で規定されている。今回、この条項に規格試験(第1~3部会)、安全性、GMP、国際、ガイドライン、レギュラトリーの各委員会を補佐して統括する事業戦略委員会を新設した。