アステラス製薬=米マキシジェンとの合弁会社「パーシード」について、マキシジェンが保有するパーシードの全持分の買取を完了し、完全子会社化した。アステラスはマキシジェンに対し、7600万ドルを支払う。パーシードを完全子会社化することで、遺伝子改変蛋白製剤の創製技術を獲得し、開発パイプラインの充実を図る。
両社は2009年9月に、蛋白医薬品の研究開発を行うパーシードを設立。設立契約により、アステラスが約17%の持分、マキシジェンが約83%の持分を取得。その際にアステラスは、合弁会社の設立から3年目まで四半期ごとに5300万ドルから1億2300万ドルの間で増加する事前設定価格で、マキシジェンが保有する全持分を買い取る選択権を獲得し、3月にその権利を行使していた。