中央社会保険医療協議会の費用対効果評価専門部会が10月31日に開かれ、福田敬参考人(国立保健医療科学院上席主任研究官)が効果指標の一つとして、QOL評価の具体的方法を示した。健康関連QOLの包括的な評価尺度として、患者に痛みや不安等の程度を5項目で質問する「EQ‐5D」が紹介されたが、委員からは日本独自の評価尺度を求める声が相次いだ。
嘉山孝正委員(全国医学部長病院長会議相談役)は、「患者の痛みや不安に客観的な評価はなく、自己評価のEQ‐5Dだけを指標としていいのか。第三者の誰が見ても評価できるような指標を使った方がいい」と反論。
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